和解教会 Chapel of Reconciliation (ドイツ・ベルリン) [有名建築への行き方]
現地到達難易度☆☆
全くノーマークの建築でした。
木や土の使い方が日本人好みかと思います。
ベルリン中心部から手軽に訪問できてオススメ。
ベルリンの壁(実は2枚あった)の間に位置していたがために、破壊されてしまった教会を新しいコンセプトの元、再建したもの。
このような縦格子が特徴的な木造の教会です。リンク
ベルリンの壁資料館の展望台から
資料として保存されたこの壁を見ていたときに、偶然発見した教会です。
ちなみに壁はぼろぼろです。表面のコンクリートは御土産用に剥ぎ取られ、鉄筋が丸見えです。
木、土・・・最高に好みの素材です。
教会内部祭壇を見る。
上部トップライトを見る。
後方を見る。上部にパイプオルガン。
日本風に言えば、”版築”とでも言うのでしょうか?
壁に落ちる光の影に感動。
通常梁の上に床板を載せるのですが、梁下に床板を押さえ込むという意外な納まりです。
外の縦格子はこのようにステンレスと木を組み合わせています。
日本では珍しい木の使い方です。
設計 Rudolf Reitermann & Peter Sassenroth
名称 Chapel of Reconciliation
行き方 S-BAHNにてNORDBAHNHOF駅下車、徒歩5分
Contact and Information:
Evangelische Versöhnungsgemeinde
Kapelle der Versöhnung Bernauer Straße 4, 10115 Berlin, (Einmündung Hussitenstr.)
Post-Adress:
Bernauer Str. 111, 13355 Berlin,
Tel. 030-463 60 34, FAX 030-464 47 55
Traffic Connection:
S-NORDBAHNHOF Ausgang Gartenstrasse;
U-BERNAUER STR. Ausgang Bernauer Str.
e-mail: kirche.versoehnung@berlin.de / Versoehnung@kirche-wedding.de
Internet: www.versoehnung.org
大林勇設計事務所
2006-07-20 15:26
nice!(0)
コメント(4)
トラックバック(0)
やっぱ、小さくてシンプルな(割り切り・思い切りのイイ)気持ちの良さそうな建物は、非常に好みですね。<br />
外格子のステンレスの部分、普通は木の貫で納めますけど、ステンってのもおもしろいし、合理的かもですね。<br />
でも、ビス?かボルト?を何とか隠したい所です。実際見ると、さほど気にならないかもしんないですが。<br />
イイ納まり考えて教えて下さいよ。<br />
by hiro (2006-07-21 08:10)
そうですよね。ステンというのは、我々には意外ですよね。<br />
<br />
ちなみに、外側にはボルトは出ていません。<br />
内側だけです。
by isamu (2006-07-21 16:30)
全くノーマークでした・・・<br />
ベルリンの近くにこんな教会があるとは・・・<br />
やられました。<br />
<br />
格子ってほんとすごい空間を与えてくれますよね。<br />
天気だけでなく時間とともにいろんな姿を見せてくれる。<br />
素材や格子のピッチが少し違うだけでこれまた無限の空間がうまれる・・・ すばらしすぎです!<br />
<br />
木、土のコラボ廊下もそうですが特に“版築”の写真かなり鳥肌ものです。神が宿ってますね。
by 子兵隊 (2006-07-26 15:39)
特に、日本の建築雑誌で見た記憶はないのですが、素敵な教会でしたよ。<br />
<br />
格子というのが日本人好みなのでしょうか?<br />
ベルリンに行く際はぜひ!ってなかなか行けませんね、普通。
by isamu (2006-07-27 07:12)