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悲しい別れ [家の出来事]

今朝、父の一番上の兄(私からみると伯父)の訃報が届いた。

父の実家は北海道の北見市。つい最近大雪が降った映像をテレビで見たばかりだ。



年末から具合が悪いとは聞いていたけれど、やはり残念な悲しい気持ちでいっぱいになる。



かつて数年に1回の父の実家への里帰りは我家の一大イベントであった。浜松から港(新潟や茨城、東京、八戸なんて事もあった)まで走りフェリーに乗り、また走る。父は1000キロ以上の道のりをよく運転してくれた。我々が行くと遠路はるばる帰ってきた弟である父をねぎらい必ずといって良いほど伯父さんは七輪で炭火をおこしてくれて焼肉パーティーが開催された。



とにかく私にとって北海道、特に北見は印象深い。

我家の本家であり、ルーツだから。

家族で出かける北海道が大好きで帰る際、私は必ず泣いていた。



見送る人たちも帰り際に私が振り返らないところを見ると、「あらら、イサムがまた泣いてるわ。」と思っていたとの皆の後日談。



そんな子供の頃からの良い思い出も積もり、私は北海道大学に行こうと思ったのだと思う。大学在学中も用もないのに年に一度は北見に出かけた。父が多忙の時は北海道駐在員として、結婚式や御葬式に代理出席もした。ビールも浴びるほど飲ませていただいた。



入学して最初のゴールデンウィークも行くところもないので北見にお邪魔していた。伯父さんをはじめ親戚中が、海を渡って北海道の大学に来た事を喜びそして温かく迎えてくれた事を20年近く経った今でも鮮明に記憶している。



年を経れば必ず別れは来ると分かってはいるのだけれど、昔の思い出の一ページを思い出すたびに、一人一人天寿を全うした事実を認識するのは本当に辛い。私は離れられない仕事もあり距離もあるので参列できず父一人の参列になるが、遠くから伯父さんの御冥福を祈りたいと思う。



昔の写真を見ていたら出てきた北見の畑の写真



右側のコンテナはすべてジャガイモ
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コメント 2

moro

北海道民が読むと、じーんと胸に感じるものがある、良い記事です。(訃報の記事なのに済みません。)
by moro (2010-01-18 14:52) 

isamu

>moroさん<br />
<br />
出かけた父から特に連絡もありませんが、親戚兄弟集まり亡き人を存分に思い出しさまざまな思いに耽っているのだと思います。<br />
<br />
旅に出かけているときと同様、その場の雰囲気にどっぷりと溶け込んでしまい、外界と連絡を取りたくないときってありますよね。ゆっくりと気持ちの整理をして来て欲しいと思います。<br />
<br />
<br />
by isamu (2010-01-18 15:08) 

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