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東山旧岸邸(静岡県御殿場市) [建築]

前々から行こうと思っていながら中々行けなかった場所に行って来ました。

同じ静岡県でも意外に遠く、往復300キロオーバーの旅でした。



行き先は巨匠吉田五十八(よしだいそや)氏設計の岸信介邸です。

現在は御殿場市により東山旧岸邸として一般公開されています。







もはや、敷地の使い方から普通ではありません。これは庭ではないですよ。

ノコノコ歩いて来る人はいないのでしょう。車が楽に回って玄関に横付けできるようになっています。





庭の広さも一般の個人宅には全く参考にならない大きさです。





内部の造作はチークと思われます。

個人宅とは言え、政界財界人が多く訪れたと思われるこの家は公邸と呼んでもおかしくない公共建築のような作りでした。

本当は生活空間のある2階が見たかったのですが残念ながら非公開でした。



先人に学ぶためマニアックなところを見てきました。



収納の開き戸の引き手。当事務所のオープンハウスでよく登場する金物です。





玄関戸の外側に雨戸が納めてありました。

押して飛び出たこの部分を引っ張ると建具が出てきます。



御殿場市に寄付され、一般公開されることになりとてもすばらしいことだと思います。ただ、入館者が少なすぎます。大人入館料300円ですから、多分この日は1万円にも達していないはず。折角の一般公開ですから御殿場プレミアムアウトレットのついででも良いので是非寄ってください。



すぐ隣のとらや工房の話はまた今度。1個250円のどら焼きの話も。



大林勇設計事務所


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コメント 2

isamu

mさん<br />
<br />
コメントありがとうございます。<br />
<br />
mさんのとらやの写真拝見しました。<br />
ガラス屋根の柱の写真を撮っていてビックリ。<br />
<br />
なぜなら私も同じところを見ていたから(笑)。
by isamu (2010-02-23 16:40) 

m

お帰りなさい。<br />
私も旧岸邸は「居宅」としては骨太過ぎて「公邸」的部分が前面に押し出されているのかと推察しました。<br />
(2階も観たいですよね!)<br />
続編「とらや」も楽しみにしております。<br />
by m (2010-02-24 00:18) 

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