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夏を涼しく過ごす暮らしかた。 [建築]

こんにちは、大林です。



そろそろ雨降ってくれるといいんだけどな、と思いながら過ごしていますが暑い毎日ですね。



 実は我が家、この夏エアコンを使わずにここまで来ています。

 秘訣というほどでも無いですが、設計のネタを何点か。



?風の入口となる開口部を適切な方向に確保する、と同時に日射対策を行い、暑くない空気を取り入れる。 1.8m幅の開口を木製建具でガバっと開け放つテクニックも重要。







日射は強力。基本中の基本ですが、如何に日陰を意図的に作るか、これ重要。 屋根のあるウッドデッキは日射も避ける事ができて快適に過ごすことができます。



?朝の涼しい時間に窓を開けて、建物を冷やす。あるいは防犯上支障のない窓は夜間に開けることも効果的。



建物の中に涼しい状態を貯めておくことです。大掛かりな仕掛けをすることもありますが、分かりやすく言うと「朝の内に建物を冷ましておく。」といったイメージです。日中暑くなってからだと効果が薄れます。



?屋根・庇の長さは、計画的に。



工事中の写真を持って来ましたが、見えますかね? 西日を避けつつ夏の涼しい風を取り込めるように一工夫しています。



 いつもコストを考えながら設計をしているのですが、見かけの坪単価を安く見せようとすると、屋根のあるウッドデッキなんて数字的には「ムダ」になります。スコンと重なった総二階が最も坪単価の数字上は安くなり、平屋は逆に高くなります。 



 ただ、その先の暮らしをイメージ(夏の夕涼みの光景、雨が降るかわからない微妙な天気の日に洗濯物を干せる安心感)しながら、その付加価値を天秤にかけながら、使い勝手の良い設計をしています。 



 実際に設計した建物に住んでいるからこそできる、痒いところに手が届く設計が当事務所の売りです。



大林勇設計事務所
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