SSブログ

夏を涼しく過ごす暮らしかた。続編。 [建築]

こんにちは。

朝方は涼しいですが日中はやはり暑いですね。



暑い暑いと言いながらも同級生のラーメン屋「蔵前家」で大盛りの熱々の家系こってりラーメンを食べてきた大林です。





参考写真



 先日、夏を涼しく過ごす暮らし方、なんて記事を書きまして、そういえば「大体の感覚で庇を出したけど、うまく効果を発揮している証拠を出さなくては・・・。」とカメラ片手に外に出て見ました。







これは南西壁面の午後1時半ころの影です。庇の影に注目してください。



一階の窓は高さ方向に少し長いので7割程度を影がカバー、2階は100%影がカバー。 と言うことは日射熱取得の低減に貢献しているということ。 簡単なことですが、住環境をうまくコントロールしていることになります。







ちなみにこの庇はただの庇ではなく、カギカッコ( 「 )型になっているので南西から来る風をキャッチして、涼風がかなり入ります。 玄関の木製網戸も使用するとかなり風が抜けるので建具を調整しながら、書類が飛ばない程度に風量調整しています。道路からの視線をカットできるメリットもあります。



あと、屋根自体の出も大きめにしていますので外壁に落とす影の面積も大きいことが気づいていただけると思います。



夏を涼しく過ごす鉄則は、「日射をコントロール」です。分かっていただけたでしょうか。

そんな訳で今季エアコン運転ゼロで過ごしています。



エコ住宅のジャンルで引っ張りだこの野池政宏氏の本を探して図書館で借りました。インターネットで予約できますから非常に便利です。



この本を読んで「ハッ」とさせられたのは、中立性があること。こういうやり方もあるよね、例えば他のやり方もあるよね、と一本に決め付けない事。 皆、見失いがちだけど住宅の技術の答えって一つで無いことも多いはず。外断熱がいいとか、羊毛断熱がいいとか・・・。



広い目で家づくりに考えて取り組みたい人にいいと思います。流行やCMに感化されやすい人には響かないかな。 



家づくり講座1 断熱・省エネ編

家づくり講座1 断熱・省エネ編

野池 政宏



断熱やら何やらインターネットで興味を掻き立てられ、調べ始めたもののよく分からなくなって困っている住宅施主予備軍の皆様にオススメです。 疑問ありましたら分かる範囲で説明可能です。



大林勇設計事務所
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0