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家づくりのセカンドオピニオン [建築]

 こんばんは、大林です。

今日の夕方は結構な量の雨でしたね。



さて、今日は家の話。

車で出ることが多いのであちらこちらで建設中の現場を見ることがあります。

さすがにこの仕事が長いのでパッと見で構造の樹種やサイズや建物の単価が読めてしまいます。「あらら・・・」なんてことも。  



気楽にセカンドオピニオンに応える体制づくりも建築業界で必要なのかも。



建築工事はもちろん予算あってのことですから、建主の優先順位によりしわ寄せがどこかに行くのでしょうが、大林流予算の掛けどころを何点か。



まず、優先事項。



?屋根でケチるとあとで高く付く。 (安い)コロニアル葺は今の時代薦める理由がない。

?土台が腐ると取り返しがつかない。 構造は見えないからこそ重要。105角の集成材では少々残念か?

?断熱には、お金を掛けるべし。断熱の差額なんて光熱費の差に比べれば小さい。



逆に、優先度が低いと考えられるもの。

?照明器具は簡素なものでもいい。 必要なのはデザインではなく光。

?設備機器は基本的に消耗品。 壊れたら替えが利く。

?関東以西では、床暖房を使わなくても床断熱で快適になる。

?太陽光発電は目的ではなく、家づくりのオマケ。

?LED対応は、普通電球の入る照明機器にしておけば一般市場で電球だけ購入し替えれば良し。



基本的に、最初でないと対応できないものにはお金をかけることが鉄則。 逆に現場の最終段階で登場する照明や陶器類は、いつか必ず壊れると割り切ると優先順位が決まります。



私はいつも、「2階のトイレは(冷たい)普通便座にしてでも、○○は実現したほうがいいですよ。」なんて話もします。



自分たちの家に何が必要かの取捨選択って難しいのだろう。聞いてくれれば答えるんですけど。



大林勇設計事務所
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