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省エネ住宅って? [建築]

こんにちは、大林です。



本日関東では雪だった模様。こちらでは少々の雨降りでした。

本日、JINSでメガネを新調。少々度も合わなかったようなので気分転換も兼ねて。AIR FRAMEと呼ばれている商品です、本当に軽い。



さて、先日気になっていた本を買ってみました。



建築技術 2013年 01月号 [雑誌]

建築技術 2013年 01月号 [雑誌]

建築技術



 建築設計をしている人の中でも、建築技術を買う人はかなりレアかも。 リアル店舗では、専門書が充実した書店にしか無いと思います。 しかしながら、今回は断熱や省エネについての評論家、南雄三さん監修の特集「改正省エネ基準と省エネ住宅計画原論」がありますから、通販で迷わず購入。



 CASBEE戸建講習や長期優良住宅の講習で大変お世話になった方で、明快な口調の講義をされます。 専門家には是非とも受講をオススメしたい。





特集の巻頭には



「・まだまだ我慢の小(原文)エネから抜け出ていないのに、国はゼロエネに向けてアクションを起こし、業界はスマートハウスに走る。さらに国は最終目標としてLCCMを掲げて省エネがますます難しくなってきた。



 ・しかし、省エネ基準が改正になり、認定低炭素住宅も出てここで省エネ施策は一旦落ち着く。



・落ち着いたとは言っても、日本の省エネ住宅はピンからキリ。 ここで改めて日本の省エネ住宅はどう作られるべきなのか? どんな手順で設計を進めていくのか?省エネの先に求めるべきものはなにか?を考える必要がある。 本特集は出揃った省エネ施策を整理整頓した上で、省エネ住宅の計画原論に踏み込みながら日本らしい省エネ住宅像を提案するものである。」



と書いてある。



 私自身、売電の損得だけを目的に太陽光発電をやってみたいとはさらさら思っていなくて、断熱はもちろんのこと、採光や、通風を建築的にデザインすることこそ設計者のスキルと思っている節が有るのですが、その点にも触れられている点はとても好感が持てます。



 印象的だったの特集の中にあった東大の前真之准教授の「給湯は温暖地住宅省エネの要」という記事。



東京ガスによると、

浴室で掛かるコストは水道代+ガスで約140円/日

シャワー10分間は、同じく80円



節湯した上で熱ロスを減らす大原則は、配管を「短く」「細く」とのこと。

ヘッダー配管や高断熱浴槽(ユニットバスでよく見られる)、もちろん高効率給湯器も効果的。



ベンチ型浴槽は湯量を減らす節湯効果もあるとは、あまり考えたことがなかった、なるほど。



大林が個人的にエコだと思うのは、昔ながらの太陽熱温水器。デザインがちょっと今ひとつですが、電気を発電してそれからお湯をつくるという非効率な加熱に比べれば、省エネ性能は非常に高いと思います。 仕組みも簡単で故障も少なそうですし・・・。

  

設備は、流行しているからいいわけでは無いと思います。 使い方、コスト、目的に見合った提案をできるようにリサーチを続けようと思います。



大林勇設計事務所
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