読みたい本がぞくぞく到着。

こんにちは、大林です。



なんだか、最近少し暖かくなりましたね。　春の気配？

落葉樹を一本追加しておこうと思っていた矢先、カインズホームで「ジューンベリー」発見。　そんなに大きくなくて1980円でしたが、将来の楽しみとして早速植えました。



インターネットで予約していた図書館の本が続々と到着しまして、今は読書ラッシュ。　確定申告もやらなくてはならないのだけど。





建設業者

建築知識編集部



コワモテの職人さんの写真が表紙のこの本。



　建築生産側の人間としては、これから家やアパートを建てる人が読んでくれたら嬉しいなという本。　建築にまつわる様々な職人さんの思いや仕事をそれぞれ数ページでまとめた本。　月刊誌建築知識の連載企画でした。



　世の中でほとんど理解されていないと思うのですが、○○ホームの建物というと現場にいるすべての職人さんが○○ホームの社員かという大きな誤解！　基本的に現場監督だけは○○ホームの社員だとは思うけど、それ以外は必要に応じて出動する専門業者の職人。



　たくさんの専門業者の共同作業で建築が成り立っているということを理解するために非常に分かりやすく興味深い本としてオススメです。



もう一つは・・・



なかなかセンセーショナルなタイトルですが「エコハウスのウソ。」　東大の准教授がそんなこと言ってしまって良いのでしょうか？と思いながら読み始めましたが、これは私的に非常にツボでした。





エコハウスのウソ

前 真之



　以前建築技術という雑誌の中でも前真之准教授の記事は紹介しましたが、私の中で新世代の研究者という認識で受け止めています。　新世代なだけに従前の大先生が書く、建築環境論よりもイラスト混じりで非常に分かりやすく書かれています。　



　「熱性能がザルのくせに、太陽光発電を載せてプラスマイナスしてトータルでゼロエネルギーハウスでエコでしょ・・・」って何じゃそりゃ（怒）という私のような建築実務者がスカッと冷静になれる良書です。　東大の先生、実情分かってんじゃん、という救われた気持ちになれます。



　興味のある施主予備軍にもオススメです。



花粉症が辛いですが、早く春がくるといいですねえ。



大林勇設計事務所

コメント 2

お元気ですか？このところ、寒い日があったり、初夏の陽気だったり、地球も更年期障害かなと思うこの頃です。<br />
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いつも”良い本”の照会ありがとうございます。ここで紹介される本は、ハズレが無いので非常に楽しみにしています。<br />
今回も「建築業者」と「エコハウスのウソ」読みました。<br />
ここで照会されなければ一生手にすることのないジャンルの本でしたが、読んで良かったと思います。”家”１つ建てるにもいろんな人の手がかかっており、その人たち一人一人にいろんな”業（ごう）”があるんだなと改めて思いました。<br />
「エコハウスのウソ」は、メーカーのいいなりになるのではなく、自分の住む”家”を建てるので、ちゃんと勉強し、納得（できるかぎり）できる家になるように努力しないといけない。<br />
搾取されるばかりではいけない。<br />
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また良い本に出会えることを楽しみにしています。
by たろうの父 (2013-04-16 17:59) 

＞たろうの父さん<br />
　本の紹介を楽しみにしてくださるとは、嬉しい限りです。　思い切り偏読ですが、嬉しいコメントありがとうございます。<br />
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何だか、ハードルが上がって苦しくなる気もしますがまたいい本探しますね。　住宅が好きな人は建築家「中村好文」さんの本が面白いと思いますよ。
by isamu (2013-04-16 19:54)