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土地を買う前に要チェック。 [建築]

こんにちは、大林です。

昨日は、北風ビュービューでしたが、今日は割と穏やかそう。
冬も近づき、長男次男のダブル受験も近づき、ハラハラする季節です。

 さて、今日はよく相談のある、土地選びのお話でもしましょうか?
書き始めると延々と続くので、一般の方でもできそうなところを何点か。

 まずは、最近は便利なもので、インターネットで大抵のことは分かります。
情報の発信源が信頼できるものであれば、活用できるものは活用すべきです。

IMG_4798.jpg


順序もつけにくいので順不同で。

①手始めにグーグルマップやストリートビューを活用。

グーグルマップ
https://www.google.co.jp/maps/

住宅地なのか、山なのか、畑が多いのか、などの大まかな様子を把握。
真南に大きなマンションが無いかとか、街が古いのか、新興住宅地なのか、などの情報が得られます。

タイミングによっては、解体前の建物が平家だったのか2階建てだったのか、敷地のどのあたりに建っていたのかなど知ることができます。

購入には至りませんでしたが、傾斜地の竹やぶの盛土造成の土地だったことが分かったこともあります。

②その道は、本当に「道路」なの?

 建築基準法第43条で、「建築物の敷地は、道路(略)に2m以上接しなければならない。」と決まっていますので、当然遵守する必要ことが大前提です。

 ただ郊外では、道路と思っていたものが道路ではなかった、という不思議な事態が稀に起こりますので、その道路は本当に建築基準法上の道路なのかを確認する必要があります。

浜松市の場合は、WEBで公開されています。 

浜松市道路台帳
https://www.city.hamamatsu.shizuoka.jp/dourohozen/daicho/index.html

 
③公図・登記簿謄本のチェックもぬかりなく忘れずに

土地の形や面積、所有者、抵当権の有無などあらゆることが分かります。
誰でも、法務局で閲覧、入手できます。 また、法務局ほどリアルタイムではありませんが、区役所でも「土地台帳」として閲覧することができます。

また、有料ですがWEBでも閲覧可能です。

https://www1.touki.or.jp/


また、②と大きく関連しますが、道路と思っていた部分が他人の土地だったなどの問題は公図と謄本の情報で判明します。行き止まりの進入路の場合にありがち。

②と③は、超重要事項ですので、どんなに破格で掘り出し物のように思える土地でも念入りに調べてください。 たとえ、駅が近いとか、子供の学校が近いとか、好条件がそろっているように思えても、家が建てられなければ意味がありません。

④行政の都市計画マップも見てみよう。

浜松市の都市計画マップの場合はこちらです。

https://www.city.hamamatsu.shizuoka.jp/toshikei/city/toshikei_gis/index.html

 家が建てられるエリアなのか、どれくらいの大きさの建物が建てられるのか、といった情報がこちらで分かります。 あくまでもエリア的に建物が建てられるか建てられないかの区分なので、地盤が良いとか悪いとか、水害のリスクが多いのか少ないのかなどの情報は、他の手段で調べる必要があります。

⑤市町村の防災マップ。

④に書いたように購入しようとする個別の土地については、まだまだ調べたいことはあります。

例えば、浜松市の防災マップ。

https://www.city.hamamatsu.shizuoka.jp/bosai/bosai/map/

もう一つ、静岡県の土砂災害情報マップ。

http://www.pref.shizuoka.jp/kensetsu/ke-350/sabouka/dosyasaigaijouhoumap.html

土地の標高を見るには、国土地理院の地図。

https://maps.gsi.go.jp/#5/36.104611/140.084556/&base=std&ls=std&disp=1&vs=c1j0h0k0l0u0t0z0r0s0m0f1

異常気象のせいなのか、水害、土砂崩れが以前に比べて頻発しているように思います。 事前リサーチにより分かることもあります。 


⑥無料公開されている地盤調査の結果も貴重です。参考に。

ジャパンホームシールド株式会社という地盤調査会社の地盤サポートマップでも地盤の傾向がよく分かります。川や海の近い低地は、一般的にピンク印です。

https://supportmap.jp

このあたりまで総合的に情報を調査するとかなりのことが分かると思います。


あとは、あるサイトでちょっと調べると安心かなと思う事項があります。この話はWEBに書きにくいので直接お会いした時にでも。

大林勇設計事務所
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