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階段って大切ですよ。 [建築]

こんにちは、大林です。

 久しぶりの雨。 この時期にしては気温も高め。
余り乾燥しすぎるとインフルエンザも蔓延しそうですし、これくらいがいいのかな。


そういえば、ピンタレストpinterestというSNSを始めてみました。

今まで画像をメモっておくときに、どこに保管したのか分からなくなることもあったのでこれで分かりやすく集約できそうな気がします。 皆様もご活用ください。 便利ですよ。

当事務所のピンタレストpinterset


 ピンタレストをまとめているときに過去の仕事の写真を見ながらアレコレ思い出したのですが、「階段って重要だよな。」という設計の鉄則を改めて認識しました。

 皆さん、階段って意識したことあります?

IMG_0802.jpg


まあ、1階から2階に登るアレです。 誰でも分かりますよね。

敷地と予算に余裕があれば、平屋がおススメですがやはり、昨今の不動産事情を鑑みるに、2階建,3階建にならざるを得ないのは仕方ないところ。

トントンと登るときにいろいろな階段があることに気が付きませんか?

・勾配が緩い階段、きつい階段
・一段一段にしっかり乗ることのできる階段、足の2/3くらいしか乗れない階段
・一段一段の上り幅が大きな階段、小さな階段

建築基準法で最低限の規定はされていますが、設計の仕方によっては登りやすさが大きく変わるのが階段の奥深さであり、大切なところ。

さらには、階段だけの話ではなくて、1階から2階までの高さ(階高)をいくつにするのかも大切なところ。

例えば階段を1日4回登るとすると、階高2.5mの場合と3mの場合では、0.5mX4=2.0mの差が生まれます。 1年365日で2x365=730m  5年もすると富士山に登るのと同程度の上昇差が生まれます。  

さらに、階高が増えることで階段の段数か、1段あたりの上昇幅に影響が発生します。 段数が増えるということは、勾配が一定であれば一段分の階段面積が増えることになります。

そのため、部屋数をアピールしたい分譲住宅の場合は、階段を相当タイトに作らざるを得ません。 私は、分譲住宅のチラシを見ながら間取り図の階段を注視しています。

家づくりを考える時、階段の大切さを忘れずに。

_MG_8955.jpg

限られたスペースで、デザインと機能のバランスを取りながら設計した階段の一例。

大林勇設計事務所
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