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「家づくり再入門」編④ 土地と建物の予算配分 [家づくり再入門]

こんにちは、大林です。

 梅雨時期とは分かっていても、これほどに降雨に見舞われる梅雨は久しぶりな気がします。 週間予報にも太陽マークなし! 九州では災害も起こっていますし、自然の恐ろしさを実感します。 

さて、「家づくり再入門」の続編を。

 長男のアパート探しを経験して、さて?いくらまで家賃に費やして良いものか?と考えたことで、私自身が「住まい」をもう一度考え直す良い機会となりました。  学生の賃貸探しで頭を痛めたわけですから、一生に一度かもしれないマイホームなら尚更だと。

 アパートと違って途中でリセットで引っ越ししてやり直しが許されませんので、安全性の検討と並行して、予算についても慎重に考えなくてはなりません。

IMG_2986.jpg 

 土地を売る業者は土地だけ、建物を建てる業者は建物だけ、となりがちで総合的な観点で俯瞰するスキルがないと、補助金やお得な税制の恩恵を受ける機会を逃します。 これ、意外と多いのですよ。

あくまでも浜松市のような地方都市の話ですが、当事務所の場合、開設以来すべてのお客さんの家づくりが

土地の予算<建物の予算  でした。 (大都市部では不等号の向きが逆になる可能性が高い。世田谷の芸能人の豪邸などもすべて向きが逆です。)

当事務所の経験から浜松のような地方都市のケースでもう少し具体的に話すと
土地予算:建物予算≒ 1:2~3  くらいが個人的な感覚です。

ですから、
浜松市近郊でお住まいを検討する場合に、返済可能金額から逆算したマイホーム総予算が、例えば3500万円だったとすると、仲介手数料やら土留・造成・解体などで土地代だけで2000万円使ってしまうとアンバランスです。 できれば、土地代は1200万円以内、小ぶりな土地を探すほか、可能な人は大規模既存集落などの特例を使い、土地代を1000万円以内で抑えると、建物に回せる予算が増やせ、余裕度が増します。

ですから、地方都市の場合どんなに気に入った土地でも予算の半分を使ってしまってはダメ。 

 土留などの造成や地盤改良などの土地絡みの出費がバカにならず、後々悩みのタネになりますので、敷地が道路より低いとか、隣地との高低差が著しい、などは要注意です。 土地や建物の単体の金額だけ見ずに、総合的な予算計画が必要です。

今日のまとめ

★土地と建物にかける予算をバランスよく。

浜松市北区・大林勇設計事務所


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