SSブログ

「家づくり再入門」編⑨ 道路はどちら側がいい? [家づくり再入門]

こんにちは、大林です。

梅雨も明けたような気配を感じながら、庭を眺めてふと思いました。

 皆さん、どちら側に道路の付いた土地を欲しがるのか?(専門用語で○側接道と呼びます)  割と南東角地の人気が高いと聞きます。 その次は南側接道の土地でしょうか?  北側接道は一般的には人気薄です。 

 我が家は田舎なので土地が多少広いですが、北・東側接道です。 新築当初の写真ですが居間から見て南西方向は、隣地の畑と私の狭い家庭菜園があり、普段は割といい風が入ってきます。 例年のように35度以上の日はさすがに通風を諦め、エアコンも使いますが、一般家庭よりはエアコンの出番は少ないのではないかと思います。

_MG_7868_ShiftN.jpg

 今、こうしてブログを書いている仕事場は、南東の角。 朝日を浴びて、さて今日も頑張るぞと思いながら午前中仕事をし、西日が暑くなる午後は日陰で涼しく過ごしています。 家を建てて今年で8年経過。 なんと、仕事場にエアコン無しのまま今まで来てしまいました。

 大事なのは土地の使い方なのではないかと思います。 不人気になりがちな北側接道の土地ということは当たり前ですが、南側に車や通行人が通らないことになります。  南にスペースが残る程度の土地だったら、庭が確保できます。

逆に、南側接道の土地には、夏の日当たりが良すぎるゆえの悩みも有り、熱々のアスファルトの上を通った熱風が届いたり、犬の散歩中の御近所さんとリビングの掃き出し窓越しに目が合ってしまったりすることもあります。 そのため、大型分譲地を通るとホームセンターで販売されている簡易日除けのお世話になっている家を目にすることでしょう。 個人的には、そんな付け焼き刃の方法ではなく、設計の力で何か対応できなかったのだろうか、と悶々とした気持ちになるのですが・・・。 

そんな訳で、私だったら若干高めの値付けの南面接道の土地を積極的には買わずに、北側接道の土地を狙うかもしれません。 コレばっかりは、現地を見て設計の方針が薄っすらと見えないと手を出しにくいですね。

前回も書きましたが、やはりこれも土地の「料理」の仕方次第かなと思います。 煮るか焼くか、蒸すか? そんなことを書いていたら、夕食が気になってきましたので今日はこの辺で。

大林勇設計事務所

nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:住宅

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。