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引手の魅力 [建築]

こんにちは、大林です。

秋ですよ、もうすっかり。

 令和2年は、長男次男のダブル受験やら引っ越しやら、挙句の果てにオンライン授業で登校できず・・・の混乱に追われ、気づけばもう秋。 不完全燃焼の反省を交えて残り3ヶ月を充実した時間とすることにします、と目標設定。

 つい先日、業界でドア、引き戸の建築金物の老舗として有名な東京新橋の堀商店が移転すると聞き、驚きました。 ああ、新橋の一等地に建つ、レトロビルにも再開発の波が(泣)・・・と。 噂によるとどうやら建物は残るらしいですが、一等地ですので今後どうなることやら。

 私が修行した事務所は、今となっては幸運なことに建具金物をケチらない教えでしたので、新橋の堀商店、赤坂の清水商店など、一流の金物屋さんの存在を知ることができました。

 そんな経緯もあり、建具の金物は大好きですし、当事務所で設計させていただいた制作建具の玄関は、全て堀商店の錠前を採用しています。

 真鍮製の金物の場合、五円玉のように色が変わっていきますがこの渋さが癖になります。
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 安い建具金物は、機械でパシーンと整形して終わりのものが多く、やはり高級品とはその差歴然です。 特に和風の建物を見るときに私の場合は、襖金物を見てしまいます。 毎日手が触れる部分ですので、こだわりを持ちたいと当事務所では考えています。

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襖の引手もいろいろな形があります。

IMG_5566.jpg
機会があると、いくつか面白そうなものを買い置きしています。

手触りを大切に。

大林勇設計事務所 





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