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あれから26回目の1/17 [建築]

こんにちは、大林です。

今日は1/17ですね。 やはりこの日は私は阪神大震災のことを思い出します。

 当時大学生で、海の向こうの寒い街、札幌で卒業設計に取り組んでいました。
夜遅かったのか、変な時間に起きてテレビを付けたときの、この世のものとは思えない衝撃的な映像をよく覚えています。
 
 そして、高校の部活の同級生で神戸大学に進学していたSくんがその震災で犠牲になった連絡を受けたのは数日後のことでした。

 我々不真面目なユーレイ部員が部活に顔を出したりサボったりするのを怒るわけでもなく、けなすわけでもなく自身の練習に黙々と真面目に取り組んでいた彼でした。 インターネットも無く、確か携帯も持っていなかったので、今よりも情報に距離感があり、Sくんの訃報は本当なのか、悪い夢ではないのか、信じられないそんな気持ちでした。

 あれから26年ですか。 時間が経ち、今となっては同級生を亡くした気持ちというより、私も長男を京都に送り出す立場になって、震災で子供を亡くした親側の気持ちが何となく分かる歳になってしまいました。 

 昨春3月末にギリギリで進路が決まり、時間もないので数少ない残り物の中から長男の住むところをネットで探しました。 設備が古くてもとにかく丈夫そうな建物を探したところ、築25年でしたが、がっしりとした部屋を見つけることができました。

 建物はやはり人間の暮らしを守るものでなくてはなりません。 安全は何よりも優先されなくてはなりません。 私が取り組んでいる建築の仕事には大きな責任があります。 

 今日ちょうど来客が有り面談をしながら、そんなことを強く思った26回目の1/17でした。
 

大林勇設計事務所 




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