SSブログ

新しい街で暮らすこと。 [建築]

こんにちは、大林です。

 久しぶりの投稿になります。
何だか、コロナ、五輪を取り巻くSNSの殺伐とした雰囲気に違和感を感じ、投稿に気後れしておりました。

 ワクチンも出回り始め、五輪も終わりましたし、高校野球も始まり、油断しているわけではないですが個人的には平穏な空気を感じております。

 さて、今日は何を書こうかと思ったかというと、「暮らすこと」って何歳になっても心の奥底に刻み込まれているのだなということです。

 オリンピックのマラソン競技。 市民ランナーである私は、もちろん選手の走りをTVに食い入るように眺めました。 それと同時に、私自身が暮らした、札幌市の北大周辺の風景に時空を超えて、すっかり心奪われてしまったのです。

特に、大迫選手が二人を抜き去った辺りの歩道橋。

2021-08-11 08.36.14.jpg

 お恥ずかしい話、昔も今も私が住んでいる辺りは田舎で、徒歩圏内には歩道橋がありません。 私が初めて一人暮らしした札幌のアパートは、小学校、中学校が近く、生徒の交通安全のために都会のシンボル(?)のような、歩道橋が設置されていました。

 これまた田舎者には珍しい、地下鉄駅の「北18条」からテクテクと歩き、歩道橋を越え、自分のアパートに帰る、一人暮らし初心者の18歳の4月に見た景色をもうじき49歳になる現在、テレビ画面越しに再会するとは・・・。

 あまりに懐かしく、2日間のマラソン中継でその歩道橋が映るたびに「オレの歩道橋」「そこ曲がると、オレのアパート」と、何度もつぶやき、妻にはウザがられましたが。

2017-08-28 10.37.25.jpg
(北大の長い直線コースの終わり。ここで写真右手に選手は曲がりました。)

 大盛で有名だった中華屋、自転車で通ったキャンパス、合格発表が有った教養学部の校舎、2017年に参加した北海道マラソンと重なっている部分もあり、映像を何度でも見直したいほど北大を堪能しました。
2021-08-11 08.33.32.jpg

2021-08-11 08.35.30.jpg

 実家から離れて、ひとり暮らしをし、やがて成人となる。その多感な時期を新しい街で暮らすことが一生の心の拠り所となる、そんな感覚を再確認する、五輪のマラソン中継でした。

我が家の長男次男も、それぞれ暮らす街でそんな充実した時間を過ごしてほしいものです。

大林勇設計事務所

nice!(1)  コメント(0) 
共通テーマ:住宅

nice! 1

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。