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「たかが学区、されど学区」の切実な問題 [建築]

こんにちは、大林です。

 毎年のことではありますが、あんなに暑かったのに段々涼しく、というか寒くなり、四季の移り変わりを楽しんでいます。 そうして人は歳を取って行くのですね(泣)。

 その結果、49歳になりました(笑)。

 さて、今日は家づくりの一合目で誰もがぶつかる話を。 そう、一番最初の土地探しです。

 先日、土地取得に関係して、「子供の学区が・・・」という話を同時期に複数の方から聞きました。 ある方は、現在住んでいるアパートのエリアから離れようとしたら、中学生の子供さんに泣かれ、家族会議になったとか。

 我が家の場合は、田舎なので学区がもともと広く、実家に近いエリアの中でどの土地を買っても小・中学校に変化はなく、さらに土地が安いので好きな大きさを切り売りしてもらう事が可能で、土地取得に関してはかなり恵まれていたように思います。

土地売買の際には「半端な余りが出たら、親族が家庭菜園にするから90坪でも100坪でもいいよ。アンタは何坪欲しい?」、とまるで肉の量り売りのような土地取得でした。 これが、2宅地、3宅地に割るから〇〇坪ね、と面積を決められていたら今ここでこうしてブログを書いているかは分かりません。

 ただ、やはり同じ浜松市でも街中の場合は、学区も狭い上に売り物件が少ないエリアも有り、まず自分の欲しい大きさの土地がない(広すぎる、狭すぎる)、さらに競争率が高いので坪単価が高く、土地に資金計画を振り回されるケースを多く見てきました。

 そこで、狙っていたエリアから少し離れて、都合のいい大きさで手頃な値段で、「おっ!いいね。」と思う土地が見つかったとしても、「学区が違う」、「友達と離れ離れになる」、「馴染めずいじめられたらどうする」となると、やはり現在の生活範囲で土地探しをすることとなり、希望条件の土地が出てこず悶々とした土地探しを続けることになります。

「たかが学区、されど学区」

 大きくなれば、高校、大学、就職、転勤と新しい出会いの連続で、いつも「転入生」状態なのですが、エリアが変わることは小さなお子さんには大きな問題ですよね。

 パパママ世代は、まずは待ち受ける学区問題をクリアするために、運命の土地を縁やコネも利用した上で、祈りながら待つほかありません。 これは、結婚して最初に住むエリアがひょっとしたら後々に影響を与えるということかもしれません。

これがシニア世代と異なる、若夫婦のマイホーム取得の第一関門です。

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さて、写真は、先日ご来場頂いた小さなお客様からのプレゼント。 自分の家の子供が大きくなった今、まるで心が洗われる思いです。 ありがとうございます。

大林勇設計事務所


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