SSブログ

有松の歴史的な街並みを見る。 [建築]

こんにちは、大林です。

 以前お客様から素敵な手ぬぐいを頂き、街並みにも興味が湧き、行こう行こうと思ったまま、コロナ禍に突入し早2年。 もうそろそろ良いだろうと思い、先日行ってきました。

2019-07-29 13.05.52.jpg

ちなみにこれ、京都のセレクトショップ SOUSOUさんの商品です。

その街は、名古屋市緑区の有松(ありまつ)です。

 職人の手仕事が大好きな私、絞り染めで栄えた街の様子を探るため、姫街道と東海道をたどりながら、名古屋へ。

2022-02-13 10.08.17.jpg

 はっ!今って西暦何年だっけ?とタイムスリップしてしまったような感覚。電線も地中埋設し、街並みを残すヤル気が伝わってきます。

2022-02-13 10.41.23.jpg
 まず気づくのは、それぞれの軒先に吊るされた「ありまつ」の暖簾。街並みを保存する一体感が感じられ、ひと目でファンになります。 これがまた手間のかかった絞り染めで実に素敵。

2022-02-13 10.35.03.jpg

 日曜日だったことも有り、街道沿いの歴史ある建物も無料見学開放中。こちらでは絞り染めの展示がされていました。 この建物は昔の医院!

2022-02-13 11.25.17.jpg

 こちらでも染め物の展示中でした。
寝転がって見上げるアングルもなかなか素敵でした。

2022-02-13 11.20.02.jpg



2022-02-13 10.48.42.jpg

 間口で税金が決まった京都の街とは違い、街道に広く面するのがこの街の建物の特徴とのこと(街のガイドさん情報)。

 街のガイドさんとお話していて、「浜松市には、空襲でやられて古い建物が残っていないので・・・」と私が言ったところ、「私の実家は、今は浜松市になりましたが、周辺の町でして」とのこと。 なんと細江町の隣町の引佐町出身の方でしたよ。 ってことは「中学は南部中出身ですね」で話が通じてしまう地元トークにホッとします

 江戸時代はじめに東海道のお土産として、絞り染めの手ぬぐいを売り始めたのが有松絞りの始まりで、当時かなりの財を成したようです、とのことでした。 使われている木材もかなりのボリュームで、当時さぞお金がかかったことだろうと思います。

2022-02-13 11.32.18.jpg

 街道を歩いていて感じたのは、皆この街並みに誇りを持っているのだろうなということ。 もちろん文化庁の伝統建造物群保存地区に指定されてますので好き勝手に手を加えることができないのですが、各々が愛着を持って保全されているように感じました。

 京都とはまた一味違う、しっとりと何とも素敵な町並みでした。 個人的な肌感としては、お土産にしても食事にしても2/3くらいでお値打ちな印象でした。 

2022-02-13 13.08.22.jpg

車でも電車でも是非。 ここまで来たら、桶狭間古戦場も是非。 オススメです。

 この記事はまた別の機会に。

建物はもちろんですが街並みも好きな、大林勇設計事務所
nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:住宅

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。