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袋井市の分譲地・ハーベスト豊沢視察 [建築]

こんにちは、大林です。

暑くなったり、寒くなったり、雨が降ったり、春の天気は変わりやすく参りますね。

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 今日は、袋井市まで足を延ばして「ハーベスト豊沢」という菜園付き分譲地を見てきました。
ここは、地盤調査・地盤改良を行っているグラウンドワークス(株)さんが売主の分譲地。

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菜園が隣接していて、農的暮らしや食育に興味のある方には最高の環境。

 ちょうど建築中の建物の中を借りて、セルロースファイバー・ホウ酸防蟻・砕石パイルの商品説明が行われました。

どの商品も説明を聞いたり、使ったことがあるので内容は知っていましたが、今回一番の驚きは・・・

セメントを使った地盤改良(柱状改良)の際に、沈下事故の起こりやすい「黒ボク土」という独特な土質の実物を見たこと。 話は聞いたことがあるのですが、実物を触ったことは初めてだったので印象に残りました。

酸性が強いため、アルカリ性のセメントと非常に相性が悪く設計通りの支持力が得られないのだとか。

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実物は・・・変な話ですが、「馬糞」みたいな感じ!

一応、経験を深めるために恐る恐る手で触り、さらに恐る恐る匂いを嗅いでみました(笑)。

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こちらは山土(やまつち)。 現場で見慣れたいわゆる普通の「土」です。

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環境に配慮した地盤改良工事、砕石パイル工法の紹介がありました。

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直径60センチにドリル上の重機で穴を掘り、砕石を詰めながら締め固める工法で地耐力向上と同時に水はけが改善されます。

その他、外構造園業者のナインスケッチさんの雑木の庭のレクチャーも非常に興味深く拝聴しました。
ただ・・・天候が悪化しテントが時々飛びそうになりヒヤヒヤしましたが(笑)。

 菜園・植栽に興味を持った人のみを受け入れる分譲地というコンセプトが面白く、量産メーカーには対応できない家づくり、という観点が非常に面白く勉強になりました。

大林勇設計事務所
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