聖コロンバ教会博物館計画@ケルン [見たい建築欧州編]
好きな海外建築家ピーターズントー氏の作品?
ケルン大聖堂の近くにある美術館
現在工事中
Roncalliplatz 2 – D-50667 Cologne
Open daily (except on Thursdays) 11 a.m. to 6 p.m.
Admission is free
tel +49 (0)221 2577672
fax +49 (0)221 254828
mail@kolumba.de
以下、個人的メモのためズントー氏のコメント転載
■ケルンの聖コロンバ教会博物館計画ケルンの街は第2次世界大戦で徹底的に破壊されました。ゴシック様式のこの教会も破壊され、その後の発掘で起源は紀元前のローマ時代からあったことが分かりました。戦後、古い聖母マリア像を祀る小さなチャペルが建てられ、多くの人々が立ち寄る場所になっていました。そこでケルンの枢機卿が、ここに中世、現代にいたるまでのコレクションを、現代美術まで含めて展示する博物館・美術館を建てようと提案しました。戦後、発掘現場はそのままにし、レンガで一部修復されましたが、それが私のデザインのテーマとなりました。つまり修復しかけの部分に継ぎ足していく、古いものから新しいものが融合するように、そこには小さな穴をたくさん開け、セーターを引っ張って網目が開いて光が差し込むようにつくろうと考えました。この土地特有のレンガを使います。デンマークに職人がいるのです。ここはすべてローマ時代の寸法で建てられているため、私たちもそれに則って、れんがの積層構造で建てることにしました。1/10の模型をいろいろアトリエの庭や地下室につくり、光やさまざまな実験・確認をします。元の寺院、チャペル、それらをなぞるように博物館を配置し、全体を自由に歩ける動線としています。古い形から新しいものを生み出す手法としてボイドスペースを足していき、迂回路もあります。そのシークエンスの終わりの開口部からケルンのカテドラルが見えます。主張しすぎない、上品でソフトで親密な空間を目指しています。ちょうど住宅のような身近な空間にしたいと思います。この作品はコンテクストが明確にあり、たいへん気に入っているので、何時間でもしゃべり続けていられます。
ケルン大聖堂の近くにある美術館
現在工事中
Roncalliplatz 2 – D-50667 Cologne
Open daily (except on Thursdays) 11 a.m. to 6 p.m.
Admission is free
tel +49 (0)221 2577672
fax +49 (0)221 254828
mail@kolumba.de
以下、個人的メモのためズントー氏のコメント転載
■ケルンの聖コロンバ教会博物館計画ケルンの街は第2次世界大戦で徹底的に破壊されました。ゴシック様式のこの教会も破壊され、その後の発掘で起源は紀元前のローマ時代からあったことが分かりました。戦後、古い聖母マリア像を祀る小さなチャペルが建てられ、多くの人々が立ち寄る場所になっていました。そこでケルンの枢機卿が、ここに中世、現代にいたるまでのコレクションを、現代美術まで含めて展示する博物館・美術館を建てようと提案しました。戦後、発掘現場はそのままにし、レンガで一部修復されましたが、それが私のデザインのテーマとなりました。つまり修復しかけの部分に継ぎ足していく、古いものから新しいものが融合するように、そこには小さな穴をたくさん開け、セーターを引っ張って網目が開いて光が差し込むようにつくろうと考えました。この土地特有のレンガを使います。デンマークに職人がいるのです。ここはすべてローマ時代の寸法で建てられているため、私たちもそれに則って、れんがの積層構造で建てることにしました。1/10の模型をいろいろアトリエの庭や地下室につくり、光やさまざまな実験・確認をします。元の寺院、チャペル、それらをなぞるように博物館を配置し、全体を自由に歩ける動線としています。古い形から新しいものを生み出す手法としてボイドスペースを足していき、迂回路もあります。そのシークエンスの終わりの開口部からケルンのカテドラルが見えます。主張しすぎない、上品でソフトで親密な空間を目指しています。ちょうど住宅のような身近な空間にしたいと思います。この作品はコンテクストが明確にあり、たいへん気に入っているので、何時間でもしゃべり続けていられます。
2006-06-07 00:47
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