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WRCラリーとまちおこし [建築]

こんにちは、大林です。

11月中旬の割には、まだそれほど冷えていない気がするのは気のせいですかね。 札幌で暮らした学生時代、初めての冬はこれくらいの時期に夕方までの授業を終え、自宅生のクラスメイトの車でスキーの「初滑り」に行った記憶が鮮明に残っています。

さて、趣味で出掛けたイベントのまちおこし的な側面を見て、ワクワクほっこりした話を。

 11/11の金曜日の朝4時発で、真っ暗な道をドライブして、お隣愛知県の設楽町という、人口5000人に満たない町に出掛けました。

 普段は動くことのない「建築」にかかわる仕事をしていますが、昔から「車」は好きです。 ただ、スピードが出るマイカーに乗っているわけでもサーキット走行が好きなわけでもないですけどね。

 ただ、バックパックを担いだ貧乏旅行でモナコやシンガポールなど、市街地サーキットのある街に行くと、スタート地点で写真を撮ったりコースを歩いたり、興味のない方よりは勝手にワクワクする程度です。

 そんな私ですが、愛知県にWRC(世界ラリー選手権)が転戦してくるのは把握していました。2年前?に開催されるとか、コロナで延期だとかすっかり忘れていた先月に「ラリージャパン」開催情報を思い出しました。(熱心なファンの方には申し訳ない)

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 ラリー情報の集め方は知っていたので、公式サイトからあれこれ捜索するとルートマップが見つかり、「ウチから90分くらいで行けるのでは。」「このあたりは、70キロのトレラン大会(ただし途中リタイヤ)で通った所だ。」など、ワクワクする情報を入手しました。

 雨男と言われる私ですが、天気予報を見るとドが付くほどの晴天。 これは仕事の日を調整して行くしかありません。


 会場には、日本中から来たラリーファンや授業の一環の地元の小中学生など、世界レベルのイベントに立ち会う喜びが伝わってきます。

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 山間部の公道貸し切りで行われたイベントのため、この場所ではありませんが民家の庭先を高速で駆け抜けていく競技車両と、それを庭に椅子を出してのんびりと眺める、おじいちゃんおばあちゃんの様子が映像に映っていたり、中継でも神社とラリーカーと紅葉という今まで見たことのない構図の映像がとても素敵だったり、日本の良さを再認識しました。

 それにしても、私にとっては見慣れていて特に新鮮味のない、いわゆる山間部の風景なのですが、切り取り方が違うのか国際映像を通してみると、すごくいいんですよね。 きっと、世界中の人々が三河地方の山の中に行ってみたくなる、そんな気がするのです。

 京都や高山のように、これと言って何を見る、という明確な目的地がはっきりしなくても、今回のラリーコースをレンタサイクルで走ってみる、とか歩いてみるとか、新しいアクティビティが生まれるような気がしてなりません。 レンタカーだとムチャする輩が一定数現れるので、スロースピードな楽しみのほうが地域に馴染み、受け入れられる気がします。

一週間くらい滞在してもらって、新しい楽しみ方が生まれるのでは?そんな気がしました。

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WEBの有料ライブ中継も終わり、来年もまた開催されるといいなと思いつつ、静寂を切り裂くようなエンジンの爆音を思い出し、ドラえもんが帰ってしまった後のような、若干の寂しさだけが心の片隅に残っている月曜日です。





大林勇設計事務所
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