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蛇口をひねっても水が出ることは当たり前ではない。 [建築]

こんにちは、大林です。

先日の大雨は何だったのでしょう?と思ってしまうような本日の晴天。

秋の天気の移り変わりは、時として大変恐ろしく、9/23から24にかけては静岡県では久しく遭遇したことのない大雨でした。

被害を受けられた方、現在も断水の被害に遭われておられる方、心より御見舞申し上げます。

自宅は、三方原台地の北の外れのため、火災保険でも水害保証はカットするほどの、水害に関してはリスクの低い場所ですが、当事務所では比較的川の近くで建てられたお客様もいらっしゃいますので、ヒヤヒヤしながら大雨の推移を見守っておりました。

翌朝、次男のミニ引越の準備があり、テレビと新聞とネット情報にさっと目を通し、アラートが鳴りまくっていた市内の河川の氾濫は無かったことを確認して出発。

テレビの無い借り物の車で、東名・新東名とも通行止めの他はあまり新情報もなく、渋滞の続く国一バイパスで県東部へ・・・。

東部で仕事を頼んでいた職人さんは、「東名も新東名も通行止めなので本日は休みます。」と決断は早い。

東名の安全が確認されれば、どちらかはすぐにでも開通するだろうと甘い見込みでバイパスを走り始めたところ、いつまで経っても開通せず仕方なく沼津まで何と6時間の渋滞の旅でした。

途中、トイレ休憩をしようと清水区のコンビニに寄るとまさかの断水。 テレビを見ずに運転していたので、帰宅して知ったのですが取水口に大量の流木が押し寄せていたそう。  そして、それがブログを書いている今も現在継続中であることに驚きます。 

 つい先日の台風の際は、わが町の限られたエリアで断水が起き、私も秘かに頭を抱えました。 小規模ゆえなのか新聞報道もなく、12時間ほど水がなく、トイレを流すにもどうしよう、と私も断水の辛さを体験しました。

 飲料水はまだストックが有るのですが、手を洗ったり、トイレを流したりの日常使いの水って意外と用意していないものです。

 ちょうど大雨の日だったので、水の貯められそうなコンテナを外に出し、原始的な方法で若干の水を確保したり、実家の屋根の上の太陽熱温水器のお湯をもらったり、飲み水以外の水の重要度を痛感したところだったので、数日に渡る断水の精神的ダメージはかなりのものであることは想像できます。

 蛇口をひねると水が出ること、当たり前だと思ってはいけませんね。
計画的な水の準備を忘れないように、と自分への戒めも。

大林勇設計事務所
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遠方の建築の際に必要な情報収集をしたい場合 [建築]

こんにちは、大林です。

 猛暑のタイミングでエアコンの異常ランプが点滅し、修理待ちの一週間を過ごしていたあの頃が遠い昔に感じられるほど、今朝は涼しい風が入って来て「秋だな」と感じます。

 学生の頃は、この時期に札幌から帰省してくると、(北海道に比べて)静岡は暑いはずだから半袖短パンで平気と思い込んでいたものの意外と涼しく、体調を崩したことを思い出します。


 さて、ちょうど昨日大工さんと話をしていて、思い出したことをメモしておきます。

 隣の県で建築予定があり、公図や登記簿謄本を取りに行かなくては・・・と言っていたのでPCでできる遠方の仕事用の事前作業をまとめてみます。

 もちろん、現地や役所調査はしますが、事前に下準備をしておいたほうが二度手間にならないことはよくあります。

まずは・・・

①グーグルマップとストリートビュー 今さら説明するほどでもないと思います。

②市役所および県庁の都市計画情報

浜松市の場合、都市計画情報の他、道路情報や地番図の検索もできます。
この地番図の情報が秀逸で、いままでは住居表示の場合、地番の検索に手間と費用がかかりました。土地を探したい場合に非常に有効です。

浜松市の場合
浜松市地図情報サイト

静岡県の場合
静岡県GIS

③土地の所有者情報確認

・まずは、所有者や地目を知りたい場合。有料でPDFを取得できますが、公的申請には使えません。取り急ぎ確認したい場合に使います。

登記情報提供サービス

最初は、怪しいサイトかと疑っていましたが法務局のサイトからもつながる「一般財団法人 民事法務協会」の公式なサイトです。

・申請に添付するなど、紙ベースの公式なものが欲しい場合は、法務局に行けば全国の登記簿謄本を入手することは可能です。 建設地の近くの法務局まで施主さんに行っていただき、謄本を取得して郵送してもらう必要はありません。(意外とコレ知らない人も多い)

 ただ、いくら近くの法務局に行くといっても、忙しかったり天候が悪かったりする日もありますよね。

そんなときは・・・
登記供託オンライン申請システム「登記ネット供託ネット」です。

こちらも上のサイトと同じく、歴史を感じるHPの仕様となっており、御役所感満載ですが公式です。

こちらは、自宅やオフィスから申請・請求を行うことができるシステムで、事前に入力して法務局で謄本を受け取ったり、郵送依頼したりできます。

便利な上に費用も若干安く、法務局まで直接行って請求する場合は、1件600円ですが、オンライン請求で郵送の場合500円、オンライン請求で窓口交付の場合は、480円です。

建築地の筆がいくつも分かれているような場合は、5件6件(田舎では割とある)まとまると、ランチ代くらいの差が出ることもあり、オススメです。

④民間審査機関のサイトを確認

住宅の確認申請に2週間程度要していた時代を知っていると、即日交付が嘘のようですが民間審査機関の出現により、審査がかなりスピードアップしていますし、他県の審査も可能になりましたし、相談にも乗ってもらうことができ非常に仕事をしやすい環境になっています。

 最近では電子申請も普及し始め、コロナ禍の影響もあり建築業界では喜ばれているようです。

一財)静岡県建築住宅まちづくりセンター

一財)愛知県建築住宅センター


以上、遠方の建築の際に必要な情報収集のまとめでした。


大林勇設計事務所
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