漆、これは面白い素材だ。

久しぶりに真面目に建築に関係するお話を。



好奇心旺盛な内藤材木店さんが先日石川県に行かれたときに

買ってきたという生漆(きうるし)。



塗ってみよっか、とのことなので見ていた。

拭き漆なら簡単だよ、との事らしい。

かぶれには注意とのこと。





歯磨き粉のようなチューブから出し、へらで伸ばす。

ミルクキャラメルみたいな色、といえば良いのでしょうか。





それをへらで伸ばす。そのあと拭き取る。拭く物が無かったので近くにあったティッシュで拭く。



数時間で色が変わり始めるわけですが、約40時間ぐらい経った今・・・











このような色に！！













どうですか、面白いでしょ。

顔料も入っていないんですよ。柿渋のような色の変わり具合。

艶具合も自然でとても感じがイイのです。

これは自然素材を設計に盛り込む当事務所としては黙っているわけには行きません。



早速、ヤフオクで生漆の出品者を見つけ落札しました。

もうじき届くと思います。



ただ注意したいのは、未乾燥時はかぶれ易い事と、

柿渋と同様に　クサイ　事です。



それはまるで「犬のウ○コ踏んじゃった？」と、他人から冷たい視線を浴びそうな匂いです。人のいないところで作業してください。かぶれの問題もありますし。



大林勇設計事務所

コメント 2

ひゃー！<br />
私、漆塗りの箸を使っただけでかぶれます（泣）<br />
現場監督時代、寺の内装工事中、漆屋さんが土間にばしゃばしゃと水を撒くので「何をするんだー！」と言ったら「漆を乾かす為に湿気が必要なんだー！」と逆に怒られてしまいました。無知だった私。
by moro (2010-06-11 09:55) 

moroさま<br />
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現在、拭き漆にチャレンジ中です。これはふき取るだけなのでそれほど技術を要しません。先程、ヒゲを剃っていたら、唇にホクロ発見。<br />
漆が飛んでいたようです。若干ヒリヒリしていたのはそういうことだったのか。<br />
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まあ、私の場合その程度で済んでいるようです。<br />
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行きの分のフェリーは確保しましたよ。<br />
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by isamu (2010-06-12 08:18)