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蒼蒼舎(造園屋)川村夫婦のこと [建築]

地元で中学校の同級生が造園屋を始めた。

今日は、そんな彼のことを書く。



再会は意外な場所、もう10年位前の東名高速の足柄サービスエリア。

私はこれから嫁さんの実家に結納を届けに行くという日の出来事。

道路交通情報のモニターの前で渋滞情報を見ながら、考え事をしていたように記憶している。



そこにまるで昨日会ったかの様な笑顔で、「よっ、大林!」といきなり話しかけてきたのがこの男。「大林だよね?」みたいな事前確認は一切無しに。

足柄ですよ、それも高速のサービスエリア。



そんな思い切りの良い豪快さが彼の良いところだと認識している。



その男が実家のある細江町に戻ってくる事になった。

住むのは親父さんが所有していた借家。2棟あった南側を解体しモデルガーデンとし、北側の借家を改修し暮らしている。



この元借家もすごい。100人居たら98人は解体すると思うような建物。

しかし、直してそこに住むと言うので工具を貸したりアドバイスもしたり何回か顔を出した。



あまりお金をかけても気の毒だと思ったので私は、アルミサッシでさっさと固めて「早く住みなよ」と言ったのだが、彼らの価値観は違った。奥さんのこだわりも相当強いらしくどうしても木製の窓が良いと言う。



終いには当時住んでいた岐阜の中古屋でガラス入りの木製建具を買ってきてしまった。間違いなく思い切りの良い男というか夫婦。



こうなったら放っておけないので知り合いの大工さんを呼び出し、考えを伝えその木製建具を納めてもらった。大工さんも良心的な値段で仕事してくれたこともあって中古で買ってきたガラス戸の値段をあわせてもアルミサッシより安価な値段でとても感じの良いものができたようだ。



そんな彼らの始めたブログ(といっても奥さんが書いている)

センスの良さがすぐに分かるはずだ。



雨土日記



浜松市北区細江町を拠点に農薬をなるべく使わない庭園を中心とした庭作りを中心にやって行きたいとのこと。彼らの今後が楽しみだ。庭に興味がある方は是非問い合わせして欲しい。



月末に完成見学会を行う店舗併用住宅でも外構造園に参加してもらった。

今回は小規模だが彼のセンスの良さが出ていることを感じてもらえると思う。



大林勇設計事務所
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