「デザインの間」by中部電力(名古屋・星が丘)

　昨日、久しぶりに都会の空気を吸おうと名古屋に出かけた。

と言っても遊びに出かけたわけではなく、長期優良住宅の講習会。



　私は今のところ長期優良住宅の考え方には懐疑的で、そんな事やる前に小中学校の家庭科・技術・美術を複合化し充実させ、もっと暮らす事、家のことを勉強するカリキュラムを採用し子供の建築、美術に対する文化度を上げるほうが先なのではないかと思っているのだが・・・



　中古住宅の流通についても今でも古くて良いものと価値を認められるものはそれなりの金額で取引されている。要は価値観・審美眼が重要なのではないかと言うのが私の考え。少々皮肉的ですが長期優良住宅が20年以内で解体されないことを願う事にしておきます。



　さてその帰りに星が丘へ。この日は高速バスで来ていたので丁度時間を潰すには良いのが、この星が丘。



まずは星が丘テラスへ。



ぷらぷら見ても特に欲しいものも無く退散。

しかし、傾斜のある道路を上手く取り込んだこの建築はとても魅力的だと思う。



そのあと、初めて見る建物を発見。







中でケーキを売っているように見えるが、外にはいろんな会社のロゴが列記され、合同ショールームのようにも見える。



どうやら「デザインの間」というらしい。



中に入ってみると主に住宅関係のメーカーのパンフレット置場だったり、システムキッチンの体験会場だったり、横でケーキを売っていたり、ごった煮感覚が面白い。これぞ名古屋の得意技。



ただし星が丘三越向かいの一等地で商売的には成り立つはずも無い、こんな「旦那仕事」をするのは誰だ？？そんな疑問があったのだが話を聴いて納得。



中部電力の体験型ショールームとのこと。



そう思って見回してみる。何とキッチンはすべてIHだった。

建物もコンテンツも面白いので名古屋に行った際には是非寄って頂きたい。



大林勇設計事務所