根津美術館(東京都港区南青山)

先日、南青山に用事がありついでに前から行きたかった根津美術館に行ってきました。



根津美術館のHP



設計　隈研吾建築都市設計事務所

HPによると所員が80数名いるらしい。ここに一番驚きました。



車で出かけましたが、美術館の駐車場が満車だったので、一般駐車場へ・・・2時間で1200円でした。地価を考えれば仕方の無いところでしょうか。なかなか高いですね。







雑誌で良く見るアングル。

美術館にしては低く余韻のあるアプローチです。





　ロビー部分は撮影可との事だったので1枚。

スッキリとまとめるディティールを採用されていたのが印象的でした。

内外とも特別高い材料を使っているのではなくて、スッキリ見せる工夫が随所に施されていました。





　トイレのサインも控えめで好感が持てました。

これで十分分かると思うのですが、分かりにくいと感じる方もいらっしゃるのかもしれません。



　内部では国宝が展示されていたのですが、我家の田舎育ちの暴れん坊ｘ2には少々退屈だったようで、しきりに外に出たがります。一応騙し騙し全部見ましたが、これなんて美術や日本史の教科書に出てきそうなシロモノです。尾形光琳の名前は教科書に出てきましたよね。ちゃんと見たのか？わが子よ。テストに出るぞ。



　名前だけでもいろいろ知っていると面白くて、夏に家族で金沢に行った際に武家屋敷で見た襖絵のことで妻に「これは狩野派の作風っぽいね。」なんて冗談で言ったら本当にそうだったり、私のように話の引き出しがたくさん必要な職業の場合、話のネタが増えるわけです。





　この庭が予想以上に充実しており、新緑が鮮やかな事に加え、燕子花(カキツバタと読むらしい)の紫色が来場者を喜ばせていました。



表参道あたりまで出かけられた際には、是非寄られる事をお勧めします。



大林勇設計事務所