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薪ストーブに強く惹かれる。 [建築]





↑着火直後、空気を多く入れるため炎が赤いですが、この後空気を絞ると火が青っぽく変わります。



そろそろ寒くなってきたので、夏に完成したこの家の薪ストーブの火入れをする時期になりました。

1か月ほど前から予定を調整し先日、伝兵衛堂の大将によるストーブの使い方講座が無事開催されました。



施主さんは、この日まで数日寒い日があったにもかかわらず、目の前にある薪ストーブを見るだけという「おあずけ」を強いられていたようです。これからは楽しめますね。



皆、初めて見る火入れに皆さんワクワクしています。

最初はガンガン焚かずに2,3回は200度上限くらいで徐々にストーブを慣らしてくださいとの大将の言葉です。2時間ぐらいじっくり暖めながら、お茶を頂きながら世間話をしてきました。



それにしても今回気がついたのは薪ストーブの暖かいこと。

エアコンやファンヒーターとは比べ物にならない暖かさ。暖かさの質が違うようです。



この家は築150年近い昔ながらの超開放的間取りなので、エアコンを代表とする空気系暖房では光熱費が掛かるのと、どうしても温度ムラで顔が火照る感じがあります。暖かい空気は上に行きますよね。これが一般的に吹抜は寒いと言われる所以です。



そこで薪ストーブなどの輻射系暖房です。

輻射は空気ではなく、電磁波として運ばれる現象です。そのため離れていても届きます。感覚的には空気系(エアコンetc)が体の表面を暖めるとしたら、薪ストーブは芯から暖まる感覚でした。

それに何といっても楽しそうです。ただ家の中に火を置くのですからそれなりの注意は必要です。それだけは忘れてはいけません。



さらに、山やら知人から集めた薪をコツコツと貯めているようで、ほとんどタダ。これは大きい。



多分、私と伝兵衛堂さんが帰った後、多分ストーブの火を見ながら施主さんは焼酎をちびりちびり飲んだことと思います。科学的根拠は知りませんが火とお酒は人を和やかにする効果があるようです。



今日は寒いし、こんな記事を書いていたら昨日買った紅芋焼酎の「薩摩 邑(むら)」を帰って飲みたくなってきました。(半分ホントです)



大林勇設計事務所
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