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ものづくりのプロセスを知る。 [建築]

こんにちは、大林です。



 関東地方は台風の影響で雨が降ったようですが、東海地方は秋にしては暖かい日ですね。



 庭に夏芝と冬芝の種を播いたのである程度成長するまで「もう少し暖かいままで居てくれ。」と勝手なお願いをしています。



今回播いているのは、



夏芝:バミューダグラスリビエラ(これは夏芝なので、冬には休眠し枯れ色に)



冬芝:サツキワセ



 このサツキワセというのが初チャレンジの種で、ウィンターオーバーシード(以下、WOS)をやってみようかと思ったわけです。



普通は冬に茶色になってしまう夏芝に、冬芝の緑を紛れ込ませることにより、緑っぽく見せようという園芸技術です。 グラウンドやゴルフ場でも使われています。



ただ、その冬芝が夏まで残ってしまうと夏芝の成長が阻害されてしまうというのがWOSの危険な所。



ところが、このサツキワセという品種は暑さに「激弱!」という短所のような長所を持っているとのこと。 そのため、GW頃には勝手に消えてくれるという注目の品種のようです。



しかしながら、現在緑の夏芝の上に種を播くので、ちゃんと発芽しているのかは実はよく分かりません(笑)。



周りが枯れ色になってからその真価が分かるのですが、その時は寒くてすでに新たな種まきには「手遅れ」! うまくいくかまた報告します。 





 さて、本日の本題は工事の話。



 建築の現場に興味がある一般の方でも、コンクリートを打つ前と打った後は見たことがあると思いますが、打っている途中を見たことがある方は意外と少ないのでは。



 建主さんに報告しようと思い昨日、撮影してみました。





 ポンプ車で運んだ生コンクリートは、トンボで広げ平らに均します。





 前日まで、大きな「餅網」だったベタ基礎の鉄筋もコンクリートに飲み込まれて、ぱっと見には普通のコンクリートになります。



隠れてしまうのが惜しくなるようなきれいな鉄筋でしたが、隠れてしまうのが鉄筋の宿命なのです。

 

ここで豆知識。



鉄筋とコンクリートが「奇跡のマリアージュ!(大林勝手に命名)」と呼ばれる所以は・・・。



? 鉄の錆(酸化)の発生をアルカリ性のコンクリートが守る。



? コンクリートは圧縮に強く、引張に弱い。

  鉄は圧縮に弱く、引張に強い。 つまりお互いの弱点を補う関係



? 熱せられるとガクンと強度が低下する鉄をコンクリートで包むことで熱から守られる。

 

そんなところでしょうか。



大林勇設計事務所

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