新しい窓検討中 YKKap APW430

こんにちは、大林です。



　この1,2年でサッシ業界が急激に進化しています。

熱の計算をしてみると分かるのですが、窓から逃げる熱は壁の何倍にもなり、省エネのためには開口部をまず改善・強化しようというのが建築業界でも断熱意識のある実務者の共通認識になっています。



私、氷点下の札幌で学生時代を6年過ごしましたから、この点は超重要視しています。



そこで今回、YKKapの新商品のカタログを取り寄せてみました。

今まで、耐久性や耐熱性の点で樹脂サッシには抵抗があったのですがトリプルガラスの高性能サッシが出たと聞き、WEBからカタログ請求。





すぐに届きました。



　今までLIXIL（旧トステム）のサッシを使うことが多かったのですが、現商品のラインナップではAPW430には勝てないか・・・と思ったら、LIXILも新商品投入とのこと。　熾烈な闘いになりそうです。



強度の都合でアルミより断面が大きくなるので、デザインがややぼってりするかな。



　木製サッシもつい先日、興味深いものを見せていただきました。

http://www.green-b.net/e18.html



ただ、木製サッシの採用で設計者を悩ませるのは、「網戸」と「虫」と「値段」。



エアコンで空調すると言っても、根強い「通風」需要に対して網戸ありません、というのが苦しい。　別パーツをつける手ももちろんあるのですが、「そりゃ、網戸なんて無ければ無いほうが見た目シンプルで美しいに決まっている。」という訳でこれは永遠の悩み。



虫を呼ばない波長の光（LED）なら網戸がなくてもいいかと思ったものの、最強生物G（ゴッキーちゃん）は侵入してくるだろうな。　這ってくるならともかく、飛来することを考えたら・・・怖！　やっぱり網戸は捨てられない。



たかが網戸、されど網戸。



熱も光も風も、いろいろな観点で窓まわりは重要です。



大林勇設計事務所