SSブログ

懐かしい人の電話 [建築]

先日、懐かしい人からの電話があり、背筋がピシッと伸びる気持ちを思い出したのでメモ。



その方は、「建築士の塾」のKさん。



「もしもし?」と声を聞いた0.5秒で確実に顔を思い出した。

ハウスメーカーに勤務していた頃の建築士受験講座の講師で、大学院修了後入社した私はいきなり受験資格があったため、先輩社員に紛れて講座を受講していたのだ。



学校の受験のように点数が出ると闘争心が沸いてくる私にとって、本当にぴったりフィットする先生であった。少々辛口な講評もありめげる社員も居たが、叩かれて伸びると自覚している私はどういう訳か点数が伸びた。もちろん、会社が早く終わった日は平日でも4時間くらい勉強していたし、休日は引き篭もって勉強していた。建築基準法の法令集は真っ黒になった。もちろん捨てられずに今も仕事場の本棚に残っている。



「新入社員の大林さんが、高得点を取ると受験がマンネリ化している先輩社員にいい刺激になりますから、頑張ってください。」なんてたまに褒められるとまた頑張った。その甲斐あってか、入社3ヶ月で一級建築士の学科試験をパスした。



ただ、そこからは順調には行かなかった。



その後の製図試験で与条件読み込みのミスをし、クリスマスに合格通知は届かなかった。(本当にその辺りが合格発表なのです。)

学科試験合格の翌年は学科免除で製図だけ受験する恩恵が受けられる。ただ、その中でも半分以上の人はふるい落とされ、学科からの振り出しに戻る。そのプレッシャーたるや半端なものではない。もうラストチャンスなのだ。



次の年は他の通信添削も取り組んだし、受験書籍も買った。

ただ、やはりKさんのアドバイスは前年も見てもらって比較対照があるだけに非常に参考になった。「去年より進化しましたね。」といわれる事もあったし、「一年間何やっていたんですか?」「フランスなんて行っている場合じゃないでしょう。(実話)」など、もちろん辛口批評も数多く浴びた。



でも、人の相性があるようにKさんは指導者として自分には最高にフィットしていたのだと思う。



もう10年以上お会いしていないが、電話越しに

「大林さん、頑張っているじゃないですか。」なんて暖かい言葉を受けると、返す刀で何か言われるんじゃないかと背筋がビシッと伸びてしまう。



何年経っても私にとってKさんは、まるで座禅を組んでいると後ろからビシッと叩いてくれる存在のようです。



懐かしい面々の名前も聞けて、研修センターの記憶を鮮明に思い出しました。御電話ありがとうございました。



よし、頑張るぞ。



大林勇設計事務所

 

近況報告?

鰹節2本目に突入



近況報告?

自転車ダイエットにより3キロ近く減量中です。あー、ロードの自転車購入許可してくれえ(願)



↓これ面白かったです。

プリウスの値段はこうして決まった。



nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

薪ストーブ火入れはじめてのゴルフ ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。