SSブログ

リフォームの際の温熱環境改善 [建築]

こんにちは、大林です。



薪ストーブユーザーは街路樹の伐採などを見ると、ついつい「もらえるのかな?」と思ってしまいます。 ゴミが宝の山に見えるというか・・・

今日も出かけついでにワゴンRに積んできました。



かなり薪割りスキルがアップしたはず。 特売で買ったクセのあるチェーンソーも馴染んできました。



今日はリフォームの際の温熱環境改善の話。



リフォーム打ち合わせの際に「暖かくなる方法ありますか?」との質問。



そりゃ、全部の壁めくって断熱材を入れてサッシも断熱サッシに変えればかなりの改善になりますが、コストの制約もある。





<参考>新築の場合は、十分に入れられます。



厄介なのは窓。 窓の交換は簡単なようで難しい。 しかし、開口部から逃げる熱量はかなり多いので無視出来ません。



見えている部分だけパサッと取れば簡単に外れて交換できるように見えますが、実はNO!



木造で使われている一般的なサッシは、躯体に固定する部分が雨仕舞を考えて防水紙+仕上げ材(サイディングやモルタル)で覆われています。



そのためアルミサッシを変えるということはサッシのぐるっと一周に渡って、仕上げ材をジョキジョキ切り取る必要があります。



切り取るということは、後で補修もしなくてはならないということ。

漏水も怖いので外壁はむやみやたらにカッターを入れないほうが良いと考えます。



そんな場合は真空ガラス「スペーシア」がいいのでは?



これであればアルミサッシそのままでガラス部分だけ替えればいい。

厚みは6ミリから。



あとは、そうですね・・・

厚手のカーテンや障子の設置も効果的でしょう。



壁や天井をめくる工事があるのであれば、内側から断熱を詰める手もあります。ただ、壁をめくって断熱材を入れて壁を伏せて仕上げ工事という段取りですから、なかなかコストは掛かるでしょう。



外部から断熱を付加することもできます。 これも断熱材を付けてから外壁の仕上げがあるため、足場代も含んで結構な費用になります。



すると金額がガンガン上昇するので、一般的には「まっ、タ○ホームやレ○ハウスなどの激安系ハウスメーカーで建てるか。」ということになってしまうようです。



断熱は中々やり直せません。 これから新築の方々は断熱はケチっちゃダメですよ。 たとえウォシュレットが暖房便座に格下げになったとしても!



大林勇設計事務所
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0