エコハウス関連の書籍紹介というか本棚紹介に近い。 [建築]
こんにちは、大林です。
今日は浜松市中区の出身高校近くの現場。
他の業者が入っていて駐車場が狭いので自転車で。
20数年ぶりに学校まで自転車で行ってしまった。往復約20キロ。
大学生の時に買った2号車バイクで。
普段のサイクリングならへっちゃらな距離ですが、荷物も背負って普通のズボンにスニーカーで多少漕ぎにくい。 ガソリン約2L節約。 ダイエットにもなるし、エコかな。
最近、エコハウス関連の書籍が気になり読み始めました。
図解 エコハウス (エクスナレッジムック)
この本、おすすめ。
一般の方というよりも設計者向きかな。 図解もあるし、平易な言葉で解説されているので楽しめる。 意識の高い施主予備軍にもゼヒ。
「エアコンやストーブを使わず寒くても我慢するということがエコではないですよ。」という当たり前のことを明言しているスタンスがとてもいい。 なかなかこういうことを建設業者は言わないのです。
太陽光発電してエコキュートでお湯を沸かしますからエコ、みたいな設備偏重な似非エコが多い中、「設備より器の基本性能を重視」という点に非常に共感が持てる。
ただ、Q値2.5程度の我が家ではまだ本書の求める断熱レベルには及ばないのでここは私の反省点。 実際にはコスト面もあるので難しいけど。 Q値1台前半にするには柱間充填断熱では足りず、その外側に付加断熱が必要となり、モコモコセーターの上にダウンジャケットを着るくらいの高性能。 木製サッシも必要になるかな。 ?地域の浜松市でそこまでやるかどうかは建主の都合とコストの理解も大いに重要。
世界基準の「いい家」を建てる
最初に紹介した本の共著者である森みわ氏の著書。
断熱・省エネ関係の講義が非常に素晴らしい南雄三氏の講演でも現地紹介販売されていた本。
海外のエコハウス事情が紹介されていて非常に興味深い。日本ってすぐガラパゴス化してしまうので世界の中での立ち位置を知るのにいい。
南さんの下のお名前どんな字だったかな?と考えながら、事務所の本棚を眺めていると省エネ関係でまだまだ紹介したい本が出てきた。
省エネ・エコ住宅設計究極マニュアル (エクスナレッジムック)
野池 政宏
実務に取り組んでいる人が読むのがいいかな。 一般の方、大学生には役に立ちにくいか。 大学はおろか、フレッシュマンだったころの私を思い出しても基本的に現場の様子が分からないので、施工の手順とかコツとかあまり響かないかもしれない。 やはり実務経験者にオススメ。
現場を知らないのは本当に建築学習に不利。 一級建築士の勉強で大変でした。 「だって見たこと無いんだもん。」と泣き言の一つも言いたくなった記憶が・・・。
はじめよう南雄三がやさしく解説する次世代省エネルギー基準―性能表示エネルギー対策等級4
南 雄三
「省エネ等級4って何よ?」という実務者にまずオススメするのは本書かな。長期優良住宅について勉強した時にバイブルのようにお世話になった良書。著者は南雄三氏。
本棚を見ると、また出てきた。 建築環境学講座出身なのでやっぱり好きなんだろうな、この分野。
最高の断熱・エコ住宅をつくる方法
西方 里見
月刊建築知識でよくお名前を拝見する西方里見氏の著書。
そもそも、断熱することがなぜいいのか?とか写真付きの施工注意だとか、施工者にも読んで欲しい良著。 逆に建主がこれを読んでから無知な施工者と組むとやりにくいかも。
そろそろ終わりにします。最後の一冊。
設計のための建築環境学―みつける・つくるバイオクライマティックデザイン
日本建築学会
これまでは、ソロ、あるいはデュオの著者(そんな表現あるのか?)でしたが、オーケストラ的存在いわゆる大本営、日本建築学会編の書籍。 名前を聞いただけで背筋の伸びる大先生や見覚えのある名前もチラホラ。
今までよく考えると、日本建築学会編のこの手の解説書ってあまりなかった気が。 大学の教科書に良さそう。 写真が多く非常に理解しやすい。
大学・大学院の時に勉強したことが今かなり役に立っている大林でした。
20年先を見ていたということにしておきましょうか。
大林勇設計事務所
今日は浜松市中区の出身高校近くの現場。
他の業者が入っていて駐車場が狭いので自転車で。
20数年ぶりに学校まで自転車で行ってしまった。往復約20キロ。
大学生の時に買った2号車バイクで。
普段のサイクリングならへっちゃらな距離ですが、荷物も背負って普通のズボンにスニーカーで多少漕ぎにくい。 ガソリン約2L節約。 ダイエットにもなるし、エコかな。
最近、エコハウス関連の書籍が気になり読み始めました。
図解 エコハウス (エクスナレッジムック)
この本、おすすめ。
一般の方というよりも設計者向きかな。 図解もあるし、平易な言葉で解説されているので楽しめる。 意識の高い施主予備軍にもゼヒ。
「エアコンやストーブを使わず寒くても我慢するということがエコではないですよ。」という当たり前のことを明言しているスタンスがとてもいい。 なかなかこういうことを建設業者は言わないのです。
太陽光発電してエコキュートでお湯を沸かしますからエコ、みたいな設備偏重な似非エコが多い中、「設備より器の基本性能を重視」という点に非常に共感が持てる。
ただ、Q値2.5程度の我が家ではまだ本書の求める断熱レベルには及ばないのでここは私の反省点。 実際にはコスト面もあるので難しいけど。 Q値1台前半にするには柱間充填断熱では足りず、その外側に付加断熱が必要となり、モコモコセーターの上にダウンジャケットを着るくらいの高性能。 木製サッシも必要になるかな。 ?地域の浜松市でそこまでやるかどうかは建主の都合とコストの理解も大いに重要。
世界基準の「いい家」を建てる
最初に紹介した本の共著者である森みわ氏の著書。
断熱・省エネ関係の講義が非常に素晴らしい南雄三氏の講演でも現地紹介販売されていた本。
海外のエコハウス事情が紹介されていて非常に興味深い。日本ってすぐガラパゴス化してしまうので世界の中での立ち位置を知るのにいい。
南さんの下のお名前どんな字だったかな?と考えながら、事務所の本棚を眺めていると省エネ関係でまだまだ紹介したい本が出てきた。
省エネ・エコ住宅設計究極マニュアル (エクスナレッジムック)
野池 政宏
実務に取り組んでいる人が読むのがいいかな。 一般の方、大学生には役に立ちにくいか。 大学はおろか、フレッシュマンだったころの私を思い出しても基本的に現場の様子が分からないので、施工の手順とかコツとかあまり響かないかもしれない。 やはり実務経験者にオススメ。
現場を知らないのは本当に建築学習に不利。 一級建築士の勉強で大変でした。 「だって見たこと無いんだもん。」と泣き言の一つも言いたくなった記憶が・・・。
はじめよう南雄三がやさしく解説する次世代省エネルギー基準―性能表示エネルギー対策等級4
南 雄三
「省エネ等級4って何よ?」という実務者にまずオススメするのは本書かな。長期優良住宅について勉強した時にバイブルのようにお世話になった良書。著者は南雄三氏。
本棚を見ると、また出てきた。 建築環境学講座出身なのでやっぱり好きなんだろうな、この分野。
最高の断熱・エコ住宅をつくる方法
西方 里見
月刊建築知識でよくお名前を拝見する西方里見氏の著書。
そもそも、断熱することがなぜいいのか?とか写真付きの施工注意だとか、施工者にも読んで欲しい良著。 逆に建主がこれを読んでから無知な施工者と組むとやりにくいかも。
そろそろ終わりにします。最後の一冊。
設計のための建築環境学―みつける・つくるバイオクライマティックデザイン
日本建築学会
これまでは、ソロ、あるいはデュオの著者(そんな表現あるのか?)でしたが、オーケストラ的存在いわゆる大本営、日本建築学会編の書籍。 名前を聞いただけで背筋の伸びる大先生や見覚えのある名前もチラホラ。
今までよく考えると、日本建築学会編のこの手の解説書ってあまりなかった気が。 大学の教科書に良さそう。 写真が多く非常に理解しやすい。
大学・大学院の時に勉強したことが今かなり役に立っている大林でした。
20年先を見ていたということにしておきましょうか。
大林勇設計事務所
2013-02-21 16:47
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