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新国立競技場どうなるの? [建築]

こんにちは、大林です。

 アジサイの花が咲きそうでワクワクしている今日このごろです。
昔は、そんな自分が想像できなかったんですけどね。  暮らす環境を整えたいと思うと人って変われるみたいです。 

 今日は個人的興味アリアリの新国立競技場について。

 設計コンペの当選が決まった時には、私も「ザハ・ハディド」案も面白いと思いました。 世界的建築家の設計が東京で見られるのなら行く楽しみも増えるなと感じておりました。

 ただ、予算オーバーの話や外苑の環境に対して巨大すぎるスケール、そもそも構造的に建つんかいな? という話が出始めると、まさかの「当選取り消し?」もちらつき始めました。

この一連の話は「建築エコノミスト 森山のブログ」で知りました。

 しばらくの間、解体の入札に不正があったとか、金額が合わないとか、構造が保つのかとか、沈黙期間が長かったのですが、今年になって突如解体始まりましたの報道。

 あれよあれよという間に解体完了。

 そして、どこか民間機関からコストダウンの代案が出て、「ほう、そんなに安くなるんだ。」という話が出たと思ったら、「屋根がオリンピックに間に合いません!」だって。

「それなら前のままで良かったじゃん。」と皆が思った時には、元の競技場は姿なし。
「そりゃ、無いぜ。」と皆さん当然思ったことでしょう。これでは、前の国立競技場が哀れすぎる。

その点、ドイツは流石だと思ったのは、ベルリンのオリンピアシュタディオン。 私、アチコチのスタジアム見学が好き。 結構見てますよ(サッカーも)。

ウィキペディアによると、1936年のベルリン・オリンピックのメインスタジアムとして開場。

2006年のワールドカップドイツ大会のために大規模改修。 この時屋根も新設。

IMG_3197.jpg

日本とは耐震基準が違うのはもちろん承知していますが、素材感が素晴らしい。

IMG_3198.jpg

上の方に円盤状に競技場を覆うのが改修時に生まれた屋根。

IMG_3208.jpg

よく見るとスタンドに柱が建っていますが、見えなくは無いというレベル。
(視界が妨げられる席は割引価格でした。)

 たらればの話をしても仕方ありませんが、こんな改修の方法もあったのではないかと、残念な気持ちでいっぱいです。 本当にメインスタジアムはラグビーワールドカップとオリンピックに間に合うのでしょうか?

 プライドも公約もかなぐり捨てて、新横浜の横浜国際総合競技場でもいいんじゃないの?そんな声もどこからか聞こえてきそうな気さえします。 ググったら、その距離約30キロ。 地球規模で見たら誤差みたいなものかもしれません。

さて、どうなるのでしょう?  報道の続報が気になります。

大林勇設計事務所
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