ついうっかりと

こんにちは、大林です。

　寒くなりましたね。　着るものの調整に悩みませんか？
着込んでクルマに乗ると、結構暑かったり。　ちょっと図書館まで自転車で行こうと上着を羽織ると日中は汗かいたり。　皆様体調崩しませんように。

　さて、昨日は浜松駅ビルメイワンの谷島屋書店で、作風が素敵な建築家、堀部安嗣さんの建築雑誌販売トークイベントがあり、参加してきました。



10年くらい前から、作風に惹かれていたので、実は↓のような割と高額作品集も所有しております。　
　

堀部安嗣作品集: 1994-2014 全建築と設計図集

• 作者: 堀部安嗣
• 出版社/メーカー: 平凡社
• 発売日: 2015/03/14
• メディア: 大型本

　設計もさることながらにじみ出る人柄に、さすがの誠実オーラを感じました。　いい刺激を頂きました。　

うっかり、したのはそこに行く前の出来事。

　遠くの駐車場に止め、ウロウロしながら会場に向かう通り道で、乾物屋を見つけました、と言うか目に入ってしまいました。　　この通りは肴町（さかなまち）という粋な名前。　子供が持ってきた給食だよりに「だし」の話が書いてあり、妻から「鰹節とかこういうの好きそうだよね、多分そのうち買ってくるでしょ？」　と言われたのはつい数日前のこと。

　超レトロな昭和丸出しの店構えに引き寄せられずにはいられません。　店内で私があまりにもウハウハ喜んでいるのを見て、お店の奥さんが「遠くから来たの？　この辺りは乾物屋が３軒も残っていて、東京から来た人とか、すごく喜んでいるから。」・・・ちょっと田舎ですが市内のモノです。

　これから書店のイベントに参加するのに、煮干しや昆布を買うのも気が引けたので、第一志望の「枯節」を1本購入。　雄節（背）雌節（腹）があるのは知っていたので、どちらかにしようと見ていると、「小ぶりな亀節だと背も腹もあるので、両方楽しめるよ。」とのことで購入。



家に帰り、怪我をしないように気をつけながら早速試し削り。
つくづく面倒なことが好きだなと自分に呆れます。

今朝、皆が起きる前に鰹節でだしを取り、以前自分で仕込んだ味噌で味噌汁を作る。
だしが効いていると、塩分を減らしても物足りなさを感じないという誰かの言葉を思い出す、なるほど。　　いい「だし」って、力あるなあ。

本日も宮﨑駿氏の言葉「大事なことは、大抵面倒くさい。」が身にしみました。　私にとっては、やはり名言です。

大林勇設計事務所

タグ：鰹節 浜松市 天竜杉 木の家 設計事務所