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人間の五感は何でもお見通し。 [建築]

こんにちは、大林です。

 クリスマスも終わると、大みそかまで一気!という感じです。
2019年ももうすぐ終わり2020年が来ますね。

 2019年はラグビーワールドカップが開催されるけど、ホント大丈夫かいな?と心配していたのが嘘みたいです。 マイナースポーツと言われていたラグビーですが、ふたを開けてみれば大盛り上がりの大成功でした。

 子どもが卒業した今でもちょこっと関わっている浜名湖ラグビースクールも生徒さんが今までにないペースで増え、盛り上がっているようです。

 さて本日は、家の掃除をしていたら思いついた「床」の話でも。
読み方としては、ユカのほうです。床の間のトコでは無くて。

 私は社会人として、最初に量産系某ハウスメーカーに就職しました。 その後、同じ住宅の世界でも真反対の設計事務所に転職したのですが、素人目には似たような世界のなかの方向転換の際に大きく感じたのは、体の五感の感触と素材感ですかね。

 やはり大量の住宅をつくる量産系ハウスメーカーでは、クレームを出さずにある一定の品質のものを生み出していくことが重要です。

 そのためには、「普通」であることが「重要」であり、人により判断にばらつきが出るような「特異」なものは品質管理の点では「危険」とみなす傾向にあります。

 すると、木目再現された床材や、塗り壁風ビニールクロスなど、「なんちゃって○○」のような建材が多く使われることになります。 そりゃ、バラツキ出ませんよ、出ないように見た目だけ似せて作られているのですから。

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凹凸加工を施したオーク材。

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杉にうづくり加工を施したもの。

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こちらは、柾目の智頭杉材にうづくり加工を施したもの。

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我が家では、信州のカラマツにうづくりを施しました。

 自然の木から製材された板ですから当然ですが同じ板は2枚とありません。 
材にバラツキがあるからこそ、それを生かす職人の技能が大切です。

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一度梱包から出して、検品仕訳を経て淡々と張られて行きます。

無垢材の床に興味が湧いてきました?
歩いた時、寝転んだ時、きっと違いは分かります。

どんな材料で家を創るか・・・些細なことのようで取り返しのつかない重要なこと。
家づくりの際には思い出してくださいね。

大林勇設計事務所
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